脳の過労

ストレスによるHPA軸の働き

ストレスが脳に加わると以下のことが起きます.
1.ストレスによって刺激を受けると大脳皮質が反応する。
2.その信号は一方は脳幹へ働きかけ自律神経系へ、もう一方は警報機の役割を持っている扁桃体に伝わり反応する。
3.扁桃体の指示で視床下部がホルモンを出す。(H)
4.脳下垂体が別のホルモンを出し(P)、ホルモンが血流にのって副腎を刺激する。
5.副腎がストレスホルモンといわれるコルチゾールを分泌する。(A)
6.コルチゾールが血液に乗って全身を巡る。この時動悸も激しくなる。
7.コルチゾールが血圧や心拍を高め、体が厳戒態勢になる。
※この厳戒態勢は扁桃体を更に刺激し、ストレスがストレスを呼ぶ悪循環を生み出す。

ストレスに対するブレーキ機能

扁桃体の厳戒態勢(パニック状態)にブレーキをかけてくれる2つの機関があります。それが海馬と前頭葉です。
【海馬】
記憶をつかさどることで有名だが、ストレス反応を引き起こす扁桃体の働きを相殺する役目も持っています。
【前頭葉】
前頭葉の中でも前側の前頭前皮質は衝動を抑えたり、分析的思考を行ったりする場所で、ストレスを感じているときも感情が暴走しないように理性を保っています。

しかしこの2つのブレーキはストレス状態をかけ続けられると過労で萎縮してしまい、ストレスに対する感情をコントロールできなくなります。それどころか海馬や前頭葉が萎縮することによって記憶力や認知能力、判断能力も悪くなるといわれています。

ストレスへの有酸素運動の効果

近年ストレスが原因で病気になる人が増加しています。また情報化社会により脳の過労が進み、脳内に老廃物がたまった結果認知機能の低下を引き起こすという社会問題になりつつあります。
薬(抗うつ剤)で対応することはできるのですが、薬への耐性がついてしまうと薬は効かなくなるといいます。
有酸素運動は薬同等の効果が出ることは実験ですでにわかっていることで、治療と予防に最も効果があるのは有酸素運動(ウォーキングを行うよりも軽いジョギング程度)なのです。

有酸素運動の効果

有酸素運動でコルチゾールを

コントロールする

実は有酸素運動を行っている間はストレスホルモンであるコルチゾールの分泌量は増えています。運動も一種のストレスだからです。では、有酸素運動を行わない方が良いのではと思われるかもしれませんが運動後に起きる体の中で以下のことが起こります。運動後コルチゾールの分泌量は減り、さらにランニングを始める前のレベルにまで速やかに下がっていきます。更に習慣で続けると、運動以外のストレスでコルチゾールの分泌量が減るようになるのです。つまり運動がストレスに対して過剰に反応しないように体をコントロールするようになっていくのです。

運動が脳に及ぼす5大効果

運動によって脳が活性化されると
①集中力が高まる
②記憶力が高まる
③創造力が高まる
④ストレスに対する抵抗力が高まる
⑤情報を素早く処理できるようになる

更にその結果から
・思考の速度が上がり、記憶の中から必要な知識を効率的に引き出せるようになる。
⇒IQの向上につながり生産性が高まる
・混乱した状況下で意識を集中させ、平常心を維持できる。                
⇒プレゼン能力の向上 人離れを防げる

ヘッドマッサージ

ヘッドマッサージの必要性

有酸素運動がプラス(陽)の要素での調整だとしたら、ヘッドマッサージはマイナス(陰)の要素、プラスを中和する要素があります。施術によって心地よさを感じると脳は愛情・絆ホルモンと呼ばれるオキシトシンというホルモンを分泌し、ストレスを軽減します。また幸せホルモンと呼ばれる、セロトニンホルモン(正確には神経伝達物質)の活性促進もするので精神の安定、自律神経を整えることにつながります。また、セロトニンには痛みの抑制効果もあるといわれています。

不眠症の改善

上記の内容のようにセロトニン分泌量が増加するとセロトニンを原料として睡眠ホルモンといわれるメラトニンの分泌量も増します。メラトニンには名前の通り入眠作用やホルモンの調整、活性酸素の除去があります。また、アンチエイジング効果もビタミンCの2倍あるといわれています。お客様の声にも記載されていますが、よく眠れたという方や不眠が解消したという方も多くいらっしゃいます。不眠はうつ症状にもつながるのでうつ症状の予防にもつながります。

脳脊髄液と脳の老廃物

認知機能の低下の原因のひとつとして、脳内に老廃物(ゴミ)がたまってしまい、神経細胞を壊してしまうことが言われています。体の老廃物はリンパ液が処理をしてくれていますが、脳内の老廃物は脳脊髄液が処理してくれています。脳脊髄液の主な役割は以下です。

①先の図(青い部分)のように位置し、脳と脊髄に浮力を与え、外部の衝撃から保護する役割。
②脳と老廃物に栄養を与え、老廃物を運び排出する役割。
③成長ホルモンを運搬する役割。

頭蓋骨はごく僅かに膨張と収縮を繰り返しています。この動きを頭蓋リズムといい、血液から作られる脳脊髄液を脊髄にめぐらす役割をしています。当店のヘッドマッサージでは頭蓋リズムを取り戻し脳脊髄液の流れをサポートしています。

おまけ効果でリフトアップ!

筋膜は体全体を覆っている膜のようなものです。当店のヘッドマッサージは顔周りの施術も行いますし、頭の筋膜にアプローチをしていくので、頭が引き締まった結果顔の部分も引き締まってリフトアップします。美容面として多くの方が効果を感じていらっしゃいます。

ボディケア

コアコンディショニング

ストレッチポール®使用したコアを働かせるエクササイズです。コアとは背骨を安定させ姿勢を保つとともに、あらゆる動作の中で真っ先に働き、背骨を安定させ身体の軸をつくりだす機能があります。コアが本来の役割を果たすことにより、美しい姿勢やコリハリの改善、更にスポーツでのハイパフォーマンスが実現できます。

自重&ケーブルトレーニング

鍛えるというよりは日常で使えていない筋肉を使えるように働かせていきます。自重でのトレーニングやケーブルマシンを使って普段から使えていない筋肉を刺激していきます。筋肉によって起きている不良姿勢の改善や全身の不調の改善をすることも可能です。

パートナーストレッチ

筋肉の原理で弾力を取り戻す有効なストレッチがあります。硬くなってしまって動かなくなった筋肉は神経系からアプローチをする必要があります。神経を刺激し整えていくストレッチはその場で可動域が変わるため変化がとても分かりやすいストレッチです。

マッサージ

オイルマッサージ(リンパドレナージュ)

オイルを使用して皮膚感覚の状態を良くしたうえで、神経系から筋肉に信号を入れていき、筋肉の弾力を取り戻すとともに、体の下水道の役割をしているリンパ還流を整え、体に溜まっている老廃物の排出をしていきます。オイルは厳選した3種類の中からお好きな香りを選択していただくので、好きな香りに包まれながら嗅覚からの刺激も更なるリラックスへと導きます。またオイルは体の保湿にも働き、肌の水分状態を整え美肌効果も期待できます。

フォースヒーリング

全身にエネルギー(波動)を送ることで、各器官にある固有振動数を調整していき体内部の状態を良くしていきます。エネルギーは表面だけでなく内側から体を整えていくことができるため、内臓機能の向上などが期待できます。また、ヒーリングは各部位にも応用することができ、マッサージやコンディショニングでは取れない筋肉の硬さも改善することが多々あります。ヘッドマッサージにプラスすることで思考が整理され隙間ができることで、新たなアイディアが浮かんだりします。

認定資格

ヘッドセラピスト1級

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会の1級セラピスト。当店のメインともなるボディケアからヘッドマッサージを行うための資格です。協会ではリラクゼーションをベースに整体法を取りれることで「気持ちがいいのは当たり前!結果追求型のヘッドマッサージ」を提唱しています。

ACSM認定運動生理学者

ACSM(アメリカスポーツ医学会)認定のEP(運動生理学者)。運動をする上で、体の状況を把握し、その方にとって安全で効果的な運動を提供するための資格です。

コアコンディショニング

マスタートレーナー

JCCA(日本コアコンディショニング協会)認定のマスタートレーナー。ポールを利用したコンディショニングについての資格です。協会ではスポーツはもちろん、日常生活などすべての“動作の土台”となるエクササイズを提唱しています。

おまけ

ドローン操縦士回転翼3級認定

DPA(一般社団法人ドローン操縦士協会)のドローン操縦士回転翼3級の資格です。施術には一切関係ありません(笑)